AI活用のつまずき解説|資料作成・PowerPoint
ChatGPTでPowerPointを作りたいのに
1枚画像になる理由
ChatGPTに説明書の画像を渡して、「高齢者にもわかりやすいように、イラストや図、記号を使ってPowerPoint形式で8枚のスライドを作ってほしい」と依頼したのに、何度お願いしても8枚のスライドが1枚に並んだ画像として出てくる。
これは、AIを仕事で使い始めた方がとてもつまずきやすいポイントです。この記事では、なぜそうなったのか、どう頼めばよかったのかを整理します。
まず大切なこと:依頼した人が悪いわけではありません
今回の原因は、依頼の仕方が「まったく間違っていた」というより、AI側が誤解しやすい言葉が入っていたことです。特に「Image 2で作って」という指定が、AIには「画像として出力してほしい」という合図に見えやすくなります。
何が起きていたのか
依頼したかったこと
PowerPointファイルとして、8枚の独立したスライドを作ってほしかった。
AIが受け取った可能性
8枚構成のスライド風デザインを、1枚の画像として作ればよいと解釈した。
AIにとって「スライド」という言葉は、PowerPointファイルのことを指す場合もあれば、1枚画像の中に並べたスライド風レイアウトを指す場合もあります。ここをはっきり分けて伝えることが大切です。
つまずきやすいポイント
1. Image指定をした
きれいな見た目を期待してImageを指定すると、画像生成の依頼として扱われやすくなります。
2. 出力形式が曖昧
「PowerPoint形式」だけでは、画像内のスライド風デザインにも見えてしまうことがあります。
3. 1ページ=1スライドが未指定
8枚に分けたい場合は、1ページをPowerPointの1スライドにする、と明記します。
4. 先に構成確認しなかった
いきなり完成品を頼むより、先に8枚の構成案を確認すると失敗が減ります。
こう頼むと伝わりやすくなります
たとえば、次のように依頼すると、1枚画像ではなくPowerPointファイルとして作ってもらいやすくなります。
添付したearU説明書の画像をもとに、 高齢者にもわかりやすい説明資料を作成してください。 重要: Image 2では作成しないでください。 1枚画像にまとめないでください。 出力形式: PowerPointファイル(.pptx)で作成してください。 A4縦サイズ、全8ページです。 1ページ=PowerPointの1スライドにしてください。 デザイン方針: 70歳前後の方が読む前提です。 文字は大きく、文章は短くしてください。 イラスト、図、矢印、番号、記号を多く使ってください。 カラーコピー印刷を前提にしてください。 構成: 1枚目:表紙 2枚目:箱の中身 3枚目:装着方法 4枚目:電源の入れ方 5枚目:音量調整 6枚目:充電方法 7枚目:困ったとき 8枚目:毎日使う前の確認 最後に、PowerPoint(.pptx)と印刷用PDFの両方を ダウンロードできる形で出力してください。
さらに失敗を減らす進め方
まず画像は作らず、8枚のスライド構成案だけを文章で出してもらう。
内容を確認してから「この構成で.pptxファイルを作成してください」と依頼する。
印刷や配布に使う場合は、最後にPDFも作ってもらう。
高齢者向け資料で意識したいこと
earUのような機器説明では、きれいなデザイン以上に「迷わず読めること」が大切です。AIに依頼するときも、次のような条件を入れておくと実用的な資料に近づきます。
- 1枚のスライドに情報を詰め込みすぎない
- 文字は大きく、文章は短くする
- 番号、矢印、チェックマークを使う
- 操作する場所を図で示す
- カラー印刷でも白黒印刷でも読めるようにする
AI活用で大事なのは「頼み方」まで整えること
ChatGPTはとても便利ですが、こちらの意図を自動で完全に読み取ってくれるわけではありません。「画像がほしいのか」「PowerPointファイルがほしいのか」「PDFがほしいのか」を分けて伝えるだけで、結果が大きく変わります。
これは資料作成だけでなく、議事録、Excel整理、メール文作成、業務マニュアル作成でも同じです。AIを仕事に使うには、道具の使い分けと指示文の作り方が大切になります。
文泉堂のAI導入伴走型サポート
文泉堂では、AIを「入れて終わり」にするのではなく、実際の仕事に合わせてどう使うかを一緒に考える伴走型サポートを行っています。
AIへの頼み方を整理
やりたいことを、AIに伝わる指示文へ整理します。
資料作成をサポート
PowerPoint、PDF、チラシ、説明書などの作成をお手伝いします。
業務改善へつなげる
議事録、Excel整理、定型業務など、身近な仕事からAI活用を始めます。
AIを仕事に使いたい方へ
「ChatGPTに頼んだのに思った通りにならない」「AIで資料作成や事務作業をラクにしたい」そんな方は、文泉堂へご相談ください。パソコン環境や業務内容を見ながら、無理なく始められる形を一緒に考えます。


