教育AIルール・運用支援 第1回
学校で生成AIを使う前に。
先生・ICT担当者が決めておきたい基本ルール
ChatGPT、Gemini、NotebookLMなどの生成AIは、授業準備、教材作成、小テストのたたき台、校務文書の下書きに役立つ可能性があります。
ただし、学校で使う場合は「便利そうだから使う」だけでは不安が残ります。個人情報、著作権、確認責任、校内ルールを先に整理しておくことが大切です。
学校でAIを使うとき、不安になるのは自然なことです。
先生方の中には、すでにAIを授業準備や資料作成に使い始めている方もおられます。一方で、ICT担当者や管理職の方から見ると、「どこまで使ってよいのか」「何を入力してはいけないのか」「学校としてルールを決めるべきではないか」と感じる場面もあると思います。
AI活用は、禁止するか自由に使うかの二択ではありません。学校の実情に合わせて、安心して使える範囲を決めていくことが大切です。
まず決めたいのは「何に使うか」です。
生成AIは何でもできそうに見えるため、最初から範囲を広げすぎると混乱します。最初は、学校内で使いやすく、確認しやすい業務から始めるのがおすすめです。
授業準備
授業案、説明文、板書案、導入質問のたたき台。
教材作成
練習問題、確認問題、配布資料の下書き。
校務文書
案内文、報告文、会議メモの整理。
次に「何を入れないか」を決めます。
教育現場で特に注意したいのは、児童・生徒・学生の個人情報です。氏名、住所、連絡先、成績、出欠、健康情報、個別支援に関する情報などは、安易にAIへ入力しない方針を先に決めておく必要があります。
迷ったら、入れない。
必要なら、個人が特定できない形にする。
この考え方を共有しておくだけでも、先生方がAIを使うときの不安はかなり減ります。
教材・資料の扱いも確認が必要です。
NotebookLMのように、手元の資料をもとに要約や質問応答ができるAIは、教育現場と相性が良い道具です。ただし、教科書、指導書、問題集、配布資料、講義資料などをAIに読み込ませる場合は、著作権や契約条件、学校・自治体・学校法人の方針を確認する必要があります。
「資料を入れれば便利」ではなく、「入れてよい資料かどうかを確認してから使う」。この順番が大切です。
AIが作ったものは、必ず人が確認します。
AIは文章を整えたり、問題案を作ったり、説明のたたき台を作ったりできます。しかし、AIが作った内容が常に正しいとは限りません。
授業で使う前、児童・生徒・学生へ配る前、保護者へ送る前には、先生や担当者が内容を確認し、必要に応じて修正することが欠かせません。
事実確認
内容、数字、用語、出典を確認します。
学年・授業に合うか
難しすぎないか、簡単すぎないかを見ます。
表現の確認
誤解を招く表現や不適切な言い回しを直します。
学校に必要なのは、AIツールだけではありません。
学校でAIを使い始めるには、ツールの契約だけでなく、使う目的、資料の置き場、確認する人、校内ルール、パソコンやGoogle環境の整備が必要になります。
文泉堂では、先生・ICT担当者・DX担当者の方と一緒に、教育現場でAIを安全に使うための最初の設計をお手伝いします。
大切なご案内
この記事は、学校で生成AIを使う際の一般的な考え方を整理したものです。法律判断や、各学校・自治体・学校法人の正式な運用ルールを示すものではありません。
実際の運用では、学校・自治体・学校法人・出版社・契約元の方針を確認し、必要に応じて専門家や管理者へ相談してください。
学校・教育機関でAI活用を進めたい方へ
生成AIを安全に使うための
ルールづくり・環境整備を文泉堂が伴走します。
ChatGPT、Gemini、NotebookLMなどを授業準備や校務に使いたいけれど、個人情報・著作権・校内ルールが心配。そんな時は、まず使う目的と確認ルールを一緒に整理するところから始めましょう。
松江・出雲・安来・雲南・米子周辺の学校、教育機関、団体の方もお気軽にご相談ください。
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