学校DX担当・AI担当の先生へ
先生向けAI研修をどう始めるか。
校内説明・保護者説明の準備。
学校で生成AIを使い始める時、いきなり高度な使い方を教える必要はありません。まず大切なのは、先生方が安心して話し合える共通理解を作ることです。
AI研修は「便利な使い方」だけでは足りません
AI研修というと、ChatGPT、Gemini、NotebookLMなどの操作方法を説明する場面を想像しがちです。もちろん、実際に触ってみることは大切です。
ただ、学校でAIを使う場合は、便利さと同じくらい「何に使うのか」「何を入れてはいけないのか」「誰が確認するのか」を先にそろえる必要があります。
研修前に整理したいこと
最初に決めるのは、この5つです
01
何のために使うか
授業準備、校務整理、資料作成、会議メモなど、まず目的を絞ります。
02
何を入力しないか
児童生徒の個人情報、成績、健康情報、未公開資料などを扱わない範囲を決めます。
03
誰が確認するか
AIが作った文章や資料は、必ず教職員が確認・修正する前提にします。
04
どの資料を使うか
公開資料、校内共有可能な資料、著作権上の確認が済んだ資料から始めます。
05
どこまで校内で共有するか
個人の工夫で終わらせず、学校全体で使えるルールや手順に整えます。
校内説明の準備
先生方には「使い方」より先に「安心材料」を伝えます
AIに不安を感じる先生もいれば、すぐに試してみたい先生もいます。だからこそ、研修では操作説明だけでなく、学校としての考え方を先に共有すると進めやすくなります。
- AIは先生の判断を置き換えるものではない
- 個人情報や未公開資料は安易に入力しない
- AIが作った内容は必ず確認する
- 最初はリスクの低い業務から試す
- 困った時に相談できる窓口を決めておく
この共通理解があるだけで、AI活用は「一部の先生だけのもの」ではなく、学校全体で相談しながら進める取り組みに変わります。
保護者説明の準備
保護者には、便利さだけでなく安全対策も伝えます
学校でAIを使う場合、保護者に対しても、どのような目的で使うのかをわかりやすく説明できる準備が必要です。
たとえば、授業準備や校務の効率化、先生の資料作成支援などに使う場合でも、児童生徒の情報をどう守るのか、AIの回答を誰が確認するのかを説明できるようにしておくと安心です。
目的
何のためにAIを使うのかを短く説明します。
安全対策
個人情報や未公開資料を安易に入力しないことを伝えます。
確認体制
AIの出力は教職員が確認する前提であることを示します。
研修後に大切なこと
研修で終わらせず、使える環境に整える
AI研修を受けても、資料の置き場がバラバラだったり、共有フォルダの使い方が決まっていなかったりすると、現場では続きません。
Google Drive、共有フォルダ、校内サーバー、複合機のスキャンデータ、先生方のパソコン環境などを整えることで、研修で学んだことが日々の校務に活かしやすくなります。
今回のまとめ
AI研修は、学校の安心感づくりから始まります
先生向けAI研修では、操作方法だけでなく、目的、入力してよい情報、確認責任、校内共有、保護者説明をあわせて整理することが大切です。
まずは小さく、リスクの低い業務から試し、学校に合ったルールと環境を少しずつ育てていく。その順番が、現場に無理のないAI活用につながります。
※本記事は一般的な考え方を整理したものです。実際の生成AI利用や研修内容は、学校・教育委員会・自治体の方針、利用サービスの規約、個人情報保護、著作権、情報セキュリティのルールに従ってご確認ください。
学校DX担当・AI担当の先生へ
AI研修や校内説明を、
一人で準備しなくても大丈夫です。
文泉堂では、学校の現場に合わせて、AI研修の進め方、校内ルールの整理、保護者説明の準備、Gemini・NotebookLM・ChatGPTの使い方、PC・共有フォルダ・複合機・クラウド環境まで一緒に確認します。
学校DX・AI担当者伴走サポート
このシリーズをまとめて読む
DX担当・AI担当の先生が一人で抱え込まないために、校内ルール、個人情報・著作権、校務DX、Gemini・NotebookLM、AI研修、公式リンク集までをまとめています。
学校DX・AI活用サポートまとめを見る

